花のトピックス

●花冠の種類 花冠とは花弁の集まりである。 花弁は生殖器官である雄しべと雌しべを保護する役割と、 花粉媒介者となる昆虫を引きつける役割を持つ。 花弁が一枚一枚離れているものを離弁花冠、 花弁がつながっているものを合弁花冠という。 また、花の相称性によっても花冠を分類することができ、 放射相称花冠と左右相称花冠に分けられる。 どの種類の花冠になるかは、アブラナ科は十字形花冠、 マメ科は蝶形花冠というように、科によってほとんど 決まっている。 離弁花冠 合弁花冠 放 射 相 称 花 冠 十字形花冠 シロイヌナズナ （アブラナ科） アブラナ （アブラナ科） バラ形花冠 バラ （バラ科） ナデシコ形花冠 ナデシコ （ナデシコ科） ユリ形花冠 ユリ （ユリ科） 漏斗形花冠 アサガオ （ヒルガオ科） ツツジ （ツツジ科） 鐘形花冠 トルコギキョウ （リンドウ科） リンドウ （リンドウ科） 壺形花冠 カキノキ （カキノキ科） 車形花冠 ナス （ナス科） ワスレナグサ （ムラサキ科） 高杯形花冠 ニチニチソウ （キョウチクトウ科） シクラメン （サクラソウ科） 左 右 相 称 花 冠 蝶形花冠 カラスノエンドウ （マメ科） シロツメクサ （マメ科） ミヤコグサ （マメ科） スミレ形花冠 スミレ （スミレ科） 舌状花冠 キク （キク科） タンポポ （キク科） コスモス （キク科） 唇形花冠 トレニア （ゴマノハグサ科） キンギョソウ （ゴマノハグサ科） オオイヌフグリ （ゴマノハグサ科）

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